さらなる飛躍へ!!~東グラ青年部FACE会長-稲満氏-インタビュー~

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印青連NEWS 単組代表インタビュー企画 第3弾!!

FACE会長 稲満信祐氏(株式会社 イナミツ印刷 代表取締役 社長)をお迎えして、今、勢いのある「FACE」という組織に対する熱い思いを語って頂きました。

そして、稲満氏自身も活動していた印青連に思うこととは?

FACE会長就任から伝えてきたこと

稲満さんがFACEの会長に就任され、ご自身の任期の2年をかけて会員の皆さんに伝えてきた事を教えて下さい―

<稲満>
私はFACEの30周年と同じタイミングで会長になりました。所信表明でこれからの2年間の運営方針をお話しさせて頂いた内容が今もそのベースとなっています。

昔の組合は互助関係にあって、仲間内で仕事を融通しながら経営者同士で課題を共有してその解決の糸口を探るという意味合いが強かったと思うんです。
時代背景的に少子高齢化も進んでおり、景気も右肩下がりというところで本当の意味での『経営』、つまり社員の力をどう経営に引き出していくかということが課題として問われています。自社の経営においてもそれが一番のベースであるべきだと考えています。

FACEでは、会員の社員の方々にも積極的に会合に出てきてもらっております。そういう社員の方々には様々な経営者がいるFACEの中で経営目線を養って頂いて、それを自社に持ち帰った時に、経営目線で物事を見て自社の経営者と一緒に経営をする、逆に経営者の方は経営目線が養われた社員と一緒に経営をして、相互の力で会社を発展させていく。労使共に、そういった目線を持ってもらいたいという処こそ、私が伝えてきたかったことです。

<竹内>
任期満了を目前にしてですが、心残りはありますか。

<稲満>
心残りはありません。本当に好きなようにやらせていただきました。
最後の定例会も「振り返り」の名の元に自分が思いだして、楽しかった事をプレゼンしました(笑)でも、そういった事も受け入れてくれる風土がFACEには前提としてあるので、この二年間好きなようにさせてもらいました。

<竹内>
ご自身の目標は達成出来ましたか。

<稲満>
そうですね。FACEは今、社員の方や経営幹部の方も参加していただけるようになってきています。
最初は少し話にくそうでも、定例会のワーク等を通じ、その中でご自身の意見もどんどん出てきます。人の意見を受け入れる、また、自分の意見を伝える事が出来る、そういった雰囲気や場を創るという事を一番の目標としてやってきましたので、良い形で風土も場も作る事が出来たと思います。

FACEとはどのような集団か

稲満体制のFACEとは、どういう団体でしょうか―

<稲満>
ひと言でいうとFACEは、人の意見を受け入れてそれに対して真剣にものを考えて返してあげられる、それが自然に出来る組織だと思います。

<松谷>
自社以外の経営課題について真剣に考えたり、意見を下さったり、定例会で行うワーク等は皆さんの人柄とFACE自身の勢いが良く出てますよね。


<稲満>
3代目の原田会長の時のやり方が、そのままいい形でつながって発展していると思います。せっかく定例会に来ても一歩通行のセミナーだけだと一言も発言せずに帰る人が多いというのが課題としてありました。
それではわざわざ忙しい時に参加して頂いているのに参加している感も出ないし、その人の良さも引き出せない。そこで、必ずひと言発言して帰るようにしようということで、谷口前会長の時にワークショップ系が増えました。私はその中で、自分の意見と他人意見を照らし合わせるような機会を作ってみました。

グループの中で自分の意見を言ってもいいのかな、私の意見なんかどうせとか私がこんなこと言ったらおこがましいのかなとかという感じで来ている人もいますけど、必ず5~6人でディスカッションしていく中で、自分の意見がしっかり受け入れられる、そしてきちんと答えてくれる、そういうやり取りをする中で“あっ、ディスカッションってこうあるべきなんだ、人の考え方と違うけど、こういう考え方も必要だよね!“という考え方の幅が広がる、それを体現できるところがすごく今のFACEの良い処かなと思う。そういった取り組みがあって、会員数が増えていると思います。

<竹内>
各青年部においても、親会においても、会員数が減少している昨今の中で、 FACE の勢は今印刷関連組合の中で最も注目されていますが、印刷組合の中で光り輝く存在として、或いはその様な勢いのある団体として、FACEが周りからそう見られる要因とは、どういった処なのでしょうか。

<稲満>
メンバーは、自分の意見が人に認められ、自分の言った事が周りからフォローされる中で、自分の考えを出していくという事に抵抗が無くなって、自信がついていきます。
皆多方面(組合外部)にも真面目に活動していて、中村盟さんの時代からプリントネクストに参加したり、印青連の中でFACEメンバーが中核になったりっていうのが代々受け継がれてきています。そういったいろいろな出向団体において先輩達が活躍してどんどん勢いがついてきている。
また、常に次世代に繋ぐ事を念頭に人が入れ替わり組織が代謝し、また新しいメンバーが活躍していく事で良い流れと勢いが出来ています。

その勢いとフェイスの雰囲気、自分を認めてもらえる、何かあった時にみんな助けてくれる、というような二面性が、会員が増えている事の理由かなと思います。

<松谷>
その中でも、FACEで培ったものをまたその他団体や外部で力を遺憾なく発揮されている人が大勢いらっしゃるということですね。
過去の先輩たちは勿論の事、FACEメンバー皆で築いた風土や雰囲気のおかげでと言うべきなのかもしれませんね。

<稲満>
他団体の方に、”FACEの今来てくれている○○さんはすごく頑張っていて、そこの1チームを牽引しているんだ”という話を聞くと本当に嬉しいし、私自身も頑張ってみようかなって気持ちにも繋がってきます。

行った先々で皆さん活躍されているっていう事が、凄く大きいと思います。

印青連に対して

稲満会長が持っている印青連の印象や、これからの印青連にどの様な事を期待しているかを教えてください―

<稲満>
印青連はなるべくこの業界に入ったばかりの人に行ってほしいというのがひとつ自分考えです。

というのは、僕はFACEに入った時に、松谷さんと一緒にまだ右も左も分からずに印青連に放り込まれて、いきなりあの熱量を良い意味で無理やり植え付けられたわけですよね。

皆いい歳なんだけど、”本当にこんな大人部活みたいなことを真剣にやるんだ”、”皆がこんなに責任を持って真剣にやるんだ”っていうことを受け入れた時に、少しパラダイムが変わったと言うか、“あっ、これ最初受け入れるまでちょっと抵抗あったけど受け入れちゃったら気持ちいいな”みたいな、そういった勢いと伝統が印青連にはあるので、なるべく印青連に長くいる人よりも、新しい人をどんどん入れ替えるような受け入れ体制を取ってほしいというのはあります。

FACE会長として発信したいこと

FACEとしてこれからも稲満会長が、他団体に発信していきたい事を教えてください―

<稲満>
会のしがらみがなく、みんなが前向きに意見交換できる場であること、本当に困った時に親身に話を聞いてくれる場であること、自分の意見を言っても受け入れてもらえる安心感が得られる場であることをそれぞれが作っていき、それをお互いに発信していくことで各組織同士のつながりがさらに活発になると思います。

<松谷>
ありがとうございます。
今回の印青連インタビューはこれで以上です。

これからも世界平和の為、日々お祈りを欠かさないでくださいね。

<稲満>
はい。ありがとうございました。


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